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2011年(19歳)精巣腫瘍ⅢC、2015年 放射線脳壊死、2017年 両側性大腿骨頭壊死、2019年 うつ病。初発から8年間生き続けている人の日記です。各疾患については、下記カテゴリから検索下さい。


by ynwa

鬱の遠因/転校と病気といじめ

RADWIMPSの野田の記事を読んで、似てんなぁと思い、とっても共感したので書く。気持ちのいいものではないので書くタイミングを模索していたけど、書きたいと思っていたから今だ!と。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00010000-yomt-soci


たぶん、自分は病弱であり、イジメにあった過去があり、それらが原因で人が苦手であり、一人が好きで、自分を保つには何かが人より出来る必要がある、という意識は鬱の遠因だと思う。本当は人が好きなんだと思うんだけど。

これは精巣腫瘍になる前の話になる。


僕は俗に言う転勤族ってやつで育ってきた。


生まれはとある地方。

この頃から病弱で、近くの公園に行ってはすぐに熱を出していらしく、覚えている楽しいことは近くの祖父母の家に遊びに行っていたこと、兄がやっているゲームを見ていたこと、家の中で一人で遊んだことと、ほんの少し外で遊んでいたことくらいか。


逆にあまり良い思い出ではないけど良く覚えているのは、保育園ではイジメられていて、昼寝の時間には眠る事ができずよく職員室に寝れないって言ってジュースを貰いに行っていたこと。病院に行くと、あまりに大声で泣き暴れるからと看護師にタオルでぐるぐる巻きにされて処置を受けていたりしたこと。


自分は潜在的に弱い存在でセンシティブな人間だと思っているのはこの辺りの経験が影響してるのか。


そんな中、保育園のマラソン大会があってダントツで1位で帰ってくると意外がられて褒められた。

人より何かが出来ることで自分が認められる、自分を保つ事ができる感覚はこの辺りが出発点だったかもしれない。


生まれて数年ほどして首都圏に転勤した。

ここは転勤族の人達が多くて、同じような人達が集まっているからか、幼稚園や小学校は楽しかった覚えがある。転勤した中でどの時代に戻りたいか?と聞かれたら、ここかもしれない。サッカーも始めたし、友達誘って遊んだりして凄く楽しかった。


ただここでも病弱であるのは変わらず、良く親に救急外来に連れて行ってもらうことがあり小さいながらにも色んな意味で辛かった。迷惑、弱い、頼りにならない、自分が情けない、そういう意識。


ここも数年で転勤して、小学校低学年から中学3年の2学期までとある地方で過ごす。

この辺りから転勤族は友達とか人間関係を0から再構築しなきゃいけないから、まず周りの空気を感じて、それなりのポジションを取る必要があることに気づいた。友達の輪にいるけれど、深入りはしない。決して嫌われることのないように当たり障りなく過ごし、「何かが出来ること」で自分を保つ。そういう癖がつき始めた。


相変わらず病弱であったから、上述のようなポジションを取るには、何か「出来る必要」があると思った。幸い勉強はとても好きな方でそれなりに出来たし、サッカーをやっていたことあり、それなりに上手く行っていた。そんなに人間関係に困った覚えはなかった。サッカーの大会で優勝したり学級委員になったりして、一番良い思いをさせてもらったのはここかもしれない。


たまに遊びに行くと友人は「帰ってきた」と言ってくれる。転校がそれなりに多いのでいわゆる地元ってものはないのだけれど、ここは居場所の一つになっている。ありがとうございます。また遊びに行きたい。


一番の問題は中32学期に転校した先。

ここは前の場所と打って変わり、お金持ちが沢山いて、お城みたいな家が本当に並んでて、塾に通うのは普通で、高校受験では灘とかそういうレベルのとこに行っちゃう人が普通にちらほらいる地域。しかも公立中学なのに。「普通」のレベルが自分からすると異常に高すぎて、今までの自分は何なの状態。しかも転校のタイミングが受験期だったこともあり、勉強は皆できるから他の人よりできないし、部活も引退してるからサッカーもできないし、なんか皆垢抜けてるし、どう馴染めば良いのか分からなかった。出来ることで自分を保つ方法が適用できない。そもそも新しい友達を作るタイミングかどうかも微妙で、居場所の作り方がわからない。文化が違うから会話のテンポも違う。さらに入ったクラスには所謂スクールカーストみたいなものが如実にあるところだった。


こういうのが積もり積もって、上手くいかない中でも、とある集団に入れてはいたのだけれども、その集団からイジメにあった。彼らが羨ましかったのかもしれない。不公平に感じたのかもしれない。そういう空気が集団に伝わったのか。

会話に入れてくれない。無視。アイツは汚いみたいな腫れ物扱い。集団にいても存在が否定される、というか存在すら認められない。一人で机に座っている。意味わかんない。辛い。


この学校の先生たちは話も聞いてくれず誰も守ってくれなかった。あなたをいじめているあの子達を3年間見ているけど、そんなことをする子じゃないの一点張り。担任のおじいちゃん教師なんて見て見ぬ振り。人は信じるに値しないと本気で思った。

気づいたら学校に行けなくなってた。どうせ2学期少しと3学期終わればいいんだから、不登校になった。幸い親は学校なんか行かなくても良いと言ってくれたのでとても助かった。困ったら逃げればいいんだと。


でもこれが大きな心の傷、ターニングポイントになっている。

人と関わるのが怖い、人は信じられない、信用できない。信じられるものはないくらいに思っていた。この経験から人や集団に馴染む方法がよく分かんなくなって、自分が自分じゃない皮を被った何かのような感覚が生じた。


これは今も残ってて、上手くいっていた経験を活かしてそれなりに振る舞いはできるけど、潜在的な恐怖感で人に深入りというか、仲良くなりたいけどどうしたらいいか分かんないっていう感じ。

たぶん、そんなこと考えなくていいんだと最近思うようになったけど、やっぱり衝撃は大きくてトラウマになってる感はある。


先日元気になってきてTVとかが見れるようになってきたと書いたけど、その一環でドラマのアンナチュラルを観た。6話くらいがイジメの話で、そこで石原さとみが言ってたセリフが印象的だった。

確か、イジメた人はイジメたことを覚えてもいないし、悪いことしても、たとえ犯罪を侵したとしても、転校して名前を変えて普通に生きていって、この先普通に働いて、普通に親になって何食わぬ顔で生きていく。だったらそんな経験に自分を殺すことはあまりに勿体ない、自分の人生を生きて、って感じだったと思う。めっちゃ心に刺さった。


実際、イジメてきた一人は最終的に謝ってくれたのでいいのだけれども、もう一人は周りには謝ったといい実際は謝りに来ていない。正直あの時に戻れるなら何としても追いかけまわして捕まえてぶん殴ってボッコボコにしてやりたいが、そんなクソくだらねぇ奴に人生狂わされてるのは勿体ないと思ったし、石原さとみの言う通りだし。

でも心の傷になっているのは確かだ。


だから高校時代からはなんかふわふわ生きている感じがある。人と距離を取りつつ、仲良くなるにはどうすれば?みたいなことを常に頭で考えてしまって、心があるようなないような。

でも、幸い高校は多様な人が集まる面白い場所で、短期で海外留学できるコースに入学したので他文化にも触れることができて、今も一緒にガンバの試合を観に行ってくれる友達もできたから良い時代だったと思う。

中学は散々だったけど、高校の友人もたまに遊びに行くと「帰ってきた」と言ってくれる。ここも自分の居場所の一つになっている。ありがとうございます。またサッカー観に行きます。


ただ、部活の顧問から言われた一言が頭に残っていて、「お前は能力はあるが、病弱で練習や試合を休みがちだから戦力にはならない」と。そうか、病弱なのはそんなに悪いことなのか、と思ったけど今考えるとこの発言もヤバいと思う。自己管理が甘い分には仕方ないんだけど、生まれつきの病弱さでここまで否定しなくてもいいんじゃない?って今でも思う。管理監督するのは自分だけか?と。

健康で強いものが勝つ。それってそうなのか?違うと思うけど。企業の健康経営的な考え方もそうだと思うし。


そんで大学1年なって癌になったと。

悪いとこばっか捉えるとこういう人生経験をがあって、それは人生の一部にしか過ぎないのだけれども、大きく影響を与えていると思う。


もちろん良いことも沢山あったし、今は信頼できる友人が色んな場所にいるから良いのだけれども、冒頭書いたように、これらは鬱の遠因だと思う。


自分は病弱であり、イジメにあった過去があり、それらが原因で人が苦手であり、一人が好きで、自分を保つには何かが人より出来る必要がある。本当は人が好きなんだけど、どうしたらいいか分かんない。こんな感覚が自分の底にある。


仲良くなりたいなら仲良くなりたい、好きなら好きと言えればいいんだけど、その一歩手前の仲良くなる、好きになる、みたいな感覚を持つことにナーバスになることが多い。嫌われるのが怖い。プライドが高いんじゃないかと言われたこともあるしそうかもしれないけれど、あれを経験してると怖いもんは怖い。


この辺もリワークで触れられたらいいなと思ったから文章にしておいた。あまり気持ちのいいものではないけれど、この記事もきっと将来の自分を励ましてくれるはず。


コンプレックスをエネルギーに変えて進んでるReiちゃんや、本当に弱い存在を知っていて、肯定して、寄り添う曲を作る米津玄師がずっと好きなのはこういうの経験があるからかもしれない。自分も前でも斜めでもいいから自分の人生を送っていきたい。


健康でも障害があっても、存在を否定されることなく、その人らしく引け目なく生きていけるようにしていく。周りと協調して。

それでいいじゃない。そういう社会にしたいと思う。


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by ynwaken94 | 2019-09-11 22:34 | うつ病 | Trackback | Comments(0)